motionCAT用語
弊社製品のmotionCAT製品における用語の解説を掲載しています。
motionCATシリーズの詳しい用語については、”motionCAT series ユーザーズマニュアル〈導入編〉” の「用語解説」をご確認ください。
マスターボード
センターデバイスを搭載したボードで、motionCATを構築する上で必須のものです。
motionCATシステムの通信の制御はこのボードで行います。
ライン
センターデバイスのシリアル通信ライン、通信回線、伝送ライン、系統を指します。
また、マスターボードに搭載されているセンターデバイスのラインの識別番号をライン番号と呼びます。
スレーブ
通信ボードと複数(1~6個)のモジュールで構成されるユニットのことをいいます。
HMG型とHUG型があります。
モジュール
スレーブを構成するボードの最小単位です。
モーション、DIO、アナログモジュールなどがあります。
モジュール間は、IDにより識別します。
モジュールID
モジュールを識別するためのIDです。
モジュールが複数ある場合、全て異なるモジュールにする必要があります。
モジュールIDは00h~3Fh(0~63)まで設定可能で、通信ボードのロータリSWで設定します。
システム通信
各ローカルデバイスの接続状態、デバイスの種類、および入出力ポートの設定等を取得する通信のことです。
ローカルデバイス情報
システム通信で取得するローカルデバイスの情報のことです。
サイクリック通信
センターデバイスが順番にすべてのローカルデバイスとの応答を繰り返す通信をサイクリック通信と呼びます。
Motionnetでは常に通信回線の制御権はセンターデバイスが持っており、各ローカルデバイスはセンターデバイスの許可がなければデータの送出ができません。センターデバイスは接続されている各ローカルデバイスのうち、一番若いモジュールIDを持つものから順番に通信を行います。
まずセンターデバイスから、最初のローカルデバイスへ通信を行います。この通信を受け取れるデバイスは通信回線(1ライン)上にひとつしか存在しません(モジュールIDの重複は不可のため)。そして通信を受け取ったローカルデバイスが、次に通信回線を使用する権利を得ることとなり、ローカルデバイスからセンターデバイスに向けて通信が行われます。これがワンセットの通信です。
センターデバイスはこのような応答を、モジュールID順にすべてのローカルデバイスに対して行います。そして、最後のモジュールIDとの応答が終了すると、再度一番若いモジュールIDのローカルデバイスから順番に同じ処理を繰り返します。